大阪府立国際児童文学館存続にご協力お願いします
一年を越えたブランクになってしまいましたが、私のこのブログではマンガ周辺と児童文化の紹介をしておりますので、この場で大阪府立国際児童文学館存続のお願いをしたいと思います。特に戦前、戦中生まれの方にご関心を持っていただきたいと思っております。
大阪府立国際児童文学館は普通の児童図書館の役割を越えて、あらゆる児童文化の資料を収めるという国内でも他に類を見ない「児童文化情報センター」として日本の児童文化を背負ってきました。21世紀に入って国立国会図書館が上野に「わが初の国立の児童書専門図書館」として国際子ども図書館を設立し、児童図書資料を集約させるようになりましたが、大阪府立国際児童文学館と館内構成がとてもよく似ており、お手本にしたのではないかと思われます。
しかしながら、大阪府立国際児童文学館がユニークなのは、戦前から戦後にかけて書店ではなく駄菓子屋や露店などで販売されたいわゆる「赤本」や、紙芝居、雑誌については付録までを収集、所蔵してきた点です。世間から「俗悪」で文化的価値がないとみなされてきた赤本漫画など、個人が所蔵している以外にはここにしかない、というような資料まで含んでいます。これは例えれば近代文学館が文学者の原稿用紙や書簡まで収集するように図書館の機能を越えた活動をしてきたからであって、国際児童文学館にしかないような貴重な資料を府立の図書館が統合しようとしても手に余ります。まず国際児童文学館だからこそできる催しごとができなくなってしまいます。国際的な交流の拠点としてきわめて重要な施設であることを知っていただきたいと思います。
存続を求める署名運動が行われております。ご協力お願いします。
私の言葉が足りないところについてはこの件についてまとめたサイトが立ち上がりましたのでまず次のリンク先を参照してください。署名についてもそこからリンクされています。
またYahooかgoogleの検索で
「大阪府立国際児童文学館」 IICLO / The International Institute For Children's Literature, Osaka
を検索してみてください。よろしくお願いします。
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