雑誌読みから少し離れて
90年代の終わりまではひたすら雑誌読みに徹してきた私ですが、長編はけっこう読み飛ばしていたりして、2000年を過ぎてからはそろそろ集めるだけでなく何とかしなくっちゃという気持ちと、いいかげん40歳も近いのにしゃしゃり出るのもどうなのかなどと思い始めていましたが、3年前くらいまではそれでも習性でかなり飛ばしていた感じがします。
別マなどはいまだに購入しつつなんかまともに読んでいないなあという状況なので、椎名軽穂の「君に届け」が昨年見事にヒットしましたが、この連載がはじまった号とか「ラブ★コン」の連載開始号とかがなぜかあっさりと部屋の中にあったりして、でも読んでないじゃん、みたいな状況にずっと前からなっていて、「君に届け」はおまけつきの初版限定を急いで集めてしまいましたが、「CRAZY FOR YOU」をまるで読んでいないじゃん、とかつい思いました。まあいいおっさんがいまさら読まんでええよとも思いますが、年をとると3年くらいあっという間に経っていて見事に取り残されています。
そこで実際に新人がデビュ−して注目したのっていつごろまでだったか年表とか探してみたのですが、河原和音とか芦原妃名子あたりくらいまでは何とか覚えているんですね。90年代の前半くらいでしょうか。デビュー年って検索してもなかなか見つかりませんね。
ところで椎名軽穂からどうつながったのか覚えが無いのですが、羽柴麻央は最近どうしているのでしょうか。つい最近気になって最新のコミックスを買ったのですが、かなり独特な方向に向かっていっていたのでそういえば最近どうしているのかと思ったのでした。平成16年度(第8回)文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品に「マブタノヒト」が選ばれていて、他に選ばれている作品が今でも有名な作品が多いこともあってちょっと驚きました。短編の地味な作家と言う印象が強いのですが、先ほどたまたま2002年の別マスペシャルを見たら100ページ2本立てが椎名軽穂の「恋に落ちる」と羽柴麻央の「Grapefruit Moon」という組み合わせで、Grapefruit Moonって実はトム・ウェイツの曲だったりするのですが、長らく別マの地味な短編にフォーカスを当てて読んできた読者としてはこのあたりを見落としているのはもうずいぶんまともに雑誌を見ていないなあとちょっとショックでした。自分の読んでいた流れでは冬野さほで一度止まってしまっていて、羽柴さんはデビュー当時の雰囲気から気にしていたつもりだったのですが、現時点で単行本未収録のものがないかちょっと探してみようかと思います。
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