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2006年12月 3日 (日)

牧美也子「マキの口笛」復刊など

このブログはココログフリーを使っているのですが、コメントやトラックバックがあってもスパムに埋もれてしまうので、もっと上のバージョンに変えようと思ったところ、フリーからベーシック、プラスには移れないのだそうです。私はniftyの会員なのでAmazonアフィリエートの使えるプラスに移転しようと思っていますが、思うように作業が進みませんでした。
それでとりあえず最近の話題をここで書いておきましょう。

「ラブ★コン」連載終了

いま発売中の別マを買い損ねていたのですが、人気ヒット作の「ラブ★コン」が最終回でした。別マでは他にも連載終了作品がいくつかあって、今後どうなるか気になりますが、ここ2,3年はほとんど積ん読に近かったので、ネット上の情報で動向を把握するという妙な状況になっていますけど、別マのカラーそのものは他の人気連載も続いているので大きく変わることはないでしょう。「ラブ★コン」について何かを論ずるというのは野暮というかその魅力はみんなよく知っているのだからその必要を感じないですけれども、ただ、多田かおるがリードしてきた学園コメディをきちんと引き継いだ由緒正しい別マの看板作品であったでしょう。

Young Youや旧りぼん系のカラーが入ってきているコーラスのほうに何か影響が出るかと考えても、別マから誰か作家が移ってくるかとかとりあえず思いつきません。YOUのほうは着実に充実していますね(でもこれ以上雑誌を家に増やさないため定期購入して読んではいないのですが...)。

牧美也子「マキの口笛」復刊

水野英子、わたなべまさこと並んで、いえそれ以上に昭和30年代にトップレベルの広い人気を誇り、読者に強く支持されて男性作家優位だった少女雑誌に女性まんが家の地位を確立させた作家というべき牧美也子さんの初期の代表作が雑誌おこしを用いてついに復刊されました。
牧さんというとやはり草分けとしてジャンルを確立させたレディースコミックの作品は入手しやすいですが、それ以前の作品は読む機会を逸してきました。

牧さんの描く少女の絵がリカちゃん人形の顔のデザインに採り入れられたのは有名な話で、そのような作家の少女まんが作品がなかなか読めないのは、原稿が散逸しているのも大きな理由でしょうが、この時期の少女まんががきちんと評価されてこなかったこともあるでしょう。10代でデビューする作家が多かった頃に、一度銀行勤務を経て書籍問屋であったという家業の事情から退職してから20代になって少女まんが家に転身したと言う経歴からも、もう少し年長向けの「少女」や「少女クラブ」に描いた作品にはもっと大人っぽい部分が出ている可能性があるのではないかと思っています(以前ほんの一部の短編を読んだことがありまして、
もっと瞳に意思がこもっていたものを見ています。レディースコミックをいち早く手がけたこともありますし)。

「マキの口笛」はりぼんの連載ですが、何はともあれ少女まんが史的にはずせない作品が当時の状況の解説も含めて出されたことは大変意義深いものでしょう。
たとえば巻末の対談によれば「マキの口笛」の連載された当時は女の子が口笛を吹くのはいましめられていた時代であったそうです。
いまの女の子では想像がつかないかもしれませんが、牧さんと親子ほど年の違う私があくまでも想像してみれば、口笛を吹くことははしたなく、そして不良っぽいとみなされていたのかなくらいの感じがします。しかしながら、実際どのような感じでそれが許されなかったのかとなるとその時代を少女として過ごした女性でないとわからないでしょう。

 

マキの口笛 Book マキの口笛

著者:牧 美也子
販売元:小学館クリエイティブ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これは前後編に分けられるほど分厚いのですが、貸本でこのような分厚いものは少なくとも私は見たことがなく、昔原稿が散逸していて他の人がトレースし直した虫プロのコミックスでは全3巻になりますが、たぶん分冊にしてしまうといまの人は最後まで読まないからと判断されたのかもしれません。700ページで3800円しますけど必読の一冊であるでしょうから(まだ読み始めていませんが)、今回の出版を行った小学館クリエイティブの英断に感謝したいと思います。

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