『少女の友』の話など
最近なかなか更新する暇がありませんが、最近気づいたことなど。
戦前にリボンの騎士を先取りしていた松本かつぢの『?(なぞ)のクローバー』が今年弥生美術館で公開された件について、以前に出た本に記載がありました。題名までは書いてありませんでしたが、上田トシコ先生がその作品が書かれていた頃にすでにお弟子さんですからその存在は知っていたようです。
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『少女の友』とその時代―編集者の勇気 内山基
著者:遠藤 寛子 |
2004年に出た本で私も読みましたが、うっかり読み飛ばしていたようで、今引用する時間がないので、あとで引用部分を追加修正します。
話が変わりますが、谷川史子さんが青年誌に描いていました。デビュー当時から男性ファンが付いて話題になっていましたが、最近の男は「クッキー」とか読まないでしょう。
YOUNG KING OURS(アワーズ)の増刊OURSplusで連載になっているようです。
そういえばデビューして何年になるんだろう、とかふと思いましたが小花美穂さんよりもっと前なのでゆうに10年以上経っていますね。
いかに熱心なファンがいるのかはウィキペディアを見るとわかります。そういえばタニカワと読むんですな。私も普通にファンなんですけど。あと須藤真澄さんとかも熱狂的なファンがいますね。おとめちっく以降では柊あおいさんが一世を風靡したのは80年代ですか。
このへんの話もおいおいしていきたい気もしますがあまり思い出話的にならないので、研究みたいな形になってしまうとブログではあまり書かないかもしれません。
新刊が出ていたので載せておきましょう。
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花と惑星
著者:谷川 史子 |
谷川さんで私が思い出すのはたぶんデビューは同時期だと思うのですが、僕は名取ちずるさんが好きでした。ちょうど20年前にデビューしたんですね。デラマの1月号だったと思います。残念なことに2年前でしたか亡くなられてしまいました。遺作はまだ手に入ります。
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ぐるぐる迷路23 マーガレットコミックス
著者:名取 ちずる |
名取さんのような作家ってよくいるようで意外といないんですよ。こういうタイプがなかなか売れなくなったということもあるんでしょうけど。新作ごとにある種の孤独を抱えた独特の深みが増していったので遺作になったのはほんとうに残念でした。
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