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2006年8月14日 (月)

少女まんが雑誌が動いています

トラックバックスパムが止まってくれないので試みに受け付けないようにしています(と思ったら初期設定の変更ではすでに書いた記事には反映されないのですか)。
これまでのエントリですが、今年に入ってから、女の子向け漫画に関して戦前から昭和30年代の前半にかけて思いがけない発見が続いて、それはイレギュラーな面もあるでしょうが私の予想していたものをまったく超えるものといえました。

松本かつぢの戦前の初期作品が手塚治虫に決して劣らないダイナミックな構図を全面的に採り入れていたり、高橋真琴の復刻された「さくら並木」が卓球を題材にスポーツ漫画としても十分なレベルにあったことなどは私自身全く予想もしていなかった出来事で、スポーツ漫画といえば手塚治虫が強くライバル意識を燃やした福井英一氏の「イガグリくん」があるので、「さくら並木」が描かれた頃の少年マンガにおけるスポーツものがどのようなものかが今の私にはよくわかりませんが、忘れられているマンガ史を見直してみる余地がまだまだあると感じられました。

その一方で、私は雑誌のマンガ読みで単行本はよほど気に入らないと買わないですませていたのが、ここ数年読む余裕を失っていきました。読みたかった長編をまとめ買いするほうにシフトし(ほとんど少女まんがではない)、明らかにここ数年の新しい波がメインストリームになり、90年代のテクノムーブメントに乗り切れなかった時と同じような感覚があります(つまり<ポストロック>を聴くようになった)。
最近は雑誌を購入はしてもほとんど読まないも同然でストーリーをたどっていなかったりしていたのですが、ただNANAの映画が大ヒットしたあたりからでしょうか、少女まんが雑誌の動向に何やら動きがあるような感触があって最近気になってきました。「ハチミツとクローバー」と「ラブ★コン」を同時期に実写映画化し、「ハチクロ」は大々的なキャンペーンだったのでコーラスで久々にきちんと読んだら連載終了するし、フラワーズが創刊された時は廃刊になるんじゃないかと噂されていた別コミも見事に世代替わりを成功させて、今展開しているアニメとのメディアミックスもきちんと計算された形で進みそうだし、10代から40代までの読者の広がりを持つような作品に大きな変化が見られます。というわけで久々に今後の動向に興味が湧いてきました。なかなか読む時間が無いんですが久々にバックナンバーの積ん読をまとめ読みしてみたほうがいいのかも(どうでもいい話ですが私個人的には偉大なる花本姉妹のお風呂シーンもそろそろ見納めでしょうか)

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