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2006年7月23日 (日)

森下文化センターの連続講義がありますが

かつて夏目房之介さんのブログで紹介されていましたが、森下文化センターで 「編集者が語るマンガの世界」という連続講座をやっていて、残念ながら私はこれに気づかずにすでに定員締め切りになっています。森下文化センターはのらくろの展示などもあって一度行ってみたいところですが、有料の連続講座なので飛び入りはできないだろうなあ。マンガ史的に見てもすごいメンバーがそろったので残念。

今日23日はぶーけの編集などを手がけた倉持功さんで今回のメンバーの中でたぶん唯一知名度のない黒子に徹した方ですが、少年小説やミステリなどの研究書を二上洋一名義で出していてその方面で知られている方です。

といっても私が得た知識は「少女まんがの系譜」からのもので、伊藤剛さんの「テヅカ・イズ・デッド」でこの本は運悪く批判されてしまったんですが、私はぶーけ誌上で熱く語られる内田善美論とかも一応読んでいますから、本当はもっと語りたいこともあるだろうにというふうに感じていまして、それから大塚英志氏の少女まんが論があまりにもずさんで明らかに読みが足りないのは80年代に少女まんがを継続的に読んでいた人なら即座にわかるはずのことでしたから、彼の語るレベルで理解されるのはかなわんとずっと思ってきて(「イグアナの娘」論とかなんだかアプローチがあざとかったしなあ)いっそのこと自分で書こうかとまで思ったくらいで(でも読んでいる人の中でもいくえみ綾は紡木たくのパクリだなんて言われていてそれ違うだろという感じでしたから、きっとすでに単行本だけで読む人も多くわからなかったのかも)、二上氏にはいつかもう一度少女まんが論を書いて欲しいとも思うのですが、かくいう私もちゃんと再評価したいと思いながらもそれが困難なことはよくわかっていて、雑誌は同時に7冊くらい読んでいたものの長編を読み飛ばしたりしてあと白泉社系はみんな読んでいるから他の方にお任せと思っていたのでなおのこと自分でも全体像をつかんでいないことがわかっていて公正には書けないし、たたき台にしても書くのは作家に迷惑じゃないかと思いつつ結局十年以上経って何も書き物としてまとめていないのですから、せめてお話を聞く機会はつかみたかったので残念です。

少女まんがは特に会社ごとにかなり方針が違うので元集英社の少女雑誌編集者から話を聞けるのは本当に限られた機会になるでしょう。

「少女まんがの系譜」は版元がたしか倒産してすでに品切れ。少女まんがをあまり読んでない人にはたぶん読んでもイメージがつかめないでしょうがいまは米沢さんでさえ書かないくらいですから(やおいの位置づけが最大のネックで、当面はそこを見ないことにするしかないと思います。とりあえずはやおいまでの間が抜けているのが問題)資料としてはとりあえず読まねばならないレベルのものです。少女まんがをそれなりに日常的に読んでないと役に立たないでしょうが普通そういう人でないとこういう本は読まないし。

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