« 漫画の源流とジャポニズム | トップページ | 松本かつぢ展へ行く »

2006年5月 6日 (土)

マンガと商業デザインといえば

弥生美術館では松本かつぢ展をやっていますね。中原淳一と並ぶ人気抒情画家でありながら、漫画家として昭和13年には戦後まで続いた「くるくるクルミちゃん」を連載開始して、少女漫画の先駆けとしては最も重要な作家の一人で、上田トシコ、田村セツコが師事したというのも興味深いところ。
キャラクターグッズの歴史は子供漫画の成立と重なるんじゃないかと予想しているのですが、その中でもクルミちゃんはとりわけ有名で、戦後もベビー用品を手がけるなど、キャラクターグッズにかけては草分けであるとともに第一人者と言えるでしょう。
かつぢの全貌は私もとらえきれていないので新発見がないか期待したいところです。

 

松本かつぢ----昭和の可愛い!をつくったイラストレーター Book 松本かつぢ----昭和の可愛い!をつくったイラストレーター

著者:弥生美術館
販売元:河出書房新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 漫画の源流とジャポニズム | トップページ | 松本かつぢ展へ行く »