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2006年3月20日 (月)

少女マンガを含む貸本マンガ史の本がでた

昨年からマンガ研究の力作が続々と出ています。商魂たくましい便乗本みたいな本も出ていますけど、貸本漫画の研究書として画期的な本が出ました。
これまでは戦争漫画を扱った本も出していた梶井純さんや、「マンガ産業論」の中野晴行さん等が出していたのですが、貸本にしぼった本でも少女まんが系でまとまったものがほとんどありませんでした。しかし今度出た本はそこが充実しているのです。

 

貸本マンガRETURNS Book 貸本マンガRETURNS

著者:貸本マンガ史研究会
販売元:ポプラ社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この本の紹介については宮本大人さんが詳しく書かれていますので、トラックバックしておきます。あ、トラックバックだけではリンク先出ないんでしたっけ。こちらです。

http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20060318

少女まんがだと、主なところでわたなべまさこ、若木書房のひまわりブックとむれあきこ、高橋真琴、巴里夫、新城さちこと矢代まさこなどをちゃんとおさえています。まあ昔は貸本経験のない少女まんが家のほうが珍しいのですが(ところで前にあすなひろしの紹介の時に水野英子が「漫画少年」投稿出身で「少女クラブ」でデビューしたということをうっかり忘れていました)。あと貸本研究らしいアプローチは実物を見てのお楽しみ。
あと、ポプラ社って少女マンガの本やマンガの雑誌を出してませんでしたっけ?

ということで、ポプラ社と言えば児童書の出版社として知られていますが、そういえば「かいけつゾロリ」が載ったマンガ雑誌を出していたはず、創刊号を買ったけどポプラ社のページでも見つからなくて休刊したのかと思いましたが、「プレコミック ブンブン」はまだちゃんと月刊で出ているようです。プレコミックというのが微妙な感じで、児童コミックのことらしいですが、見た目は普通のマンガ雑誌だと思うのですけど。マンガは悪影響を与えるという親御さんがまだまだ多くてそこをターゲットにしているのかもしれません。児童書でもマンガのスタイルで面白い本はたくさんあるし、マンガとコーナーが分かれてしまうのはちょっと不幸かなと思ったりします。
同人誌界で「ハチミツとクローバー」の羽海野チカさんと同じ頃商業誌でも描く伝統的少女マンガの描き手として知る人ぞ知る紺野キタさんがポプラ社からコミックスを出していたのですが、あれ?まさか絶版になったのでしょうか。でもアフィリエイトでリンクがつなげるようなので載せておきましょう。

 

Book ひみつの階段 (1)

著者:紺野 キタ
販売元:ポプラ社
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Book ひみつの階段 (2)

著者:紺野 キタ
販売元:ポプラ社
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Book 夜の童話

著者:紺野 キタ
販売元:ポプラ社
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乙女は祈る―ひみつのドミトリー Book 乙女は祈る―ひみつのドミトリー

著者:紺野 キタ
販売元:ポプラ社
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Book Cotton

著者:紺野 キタ
販売元:ポプラ社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ポプラ社から出ているのはたぶんこの4冊。羽海野チカさんと似ているわけではなく、昔のぶーけみたいな感じで、同人誌と商業誌両方で長いことマイペースにやってます(羽海野さんの同人誌って実はよく知らないんですけど、今は商業誌オンリーなのかしら)。紺野キタさんのエントリを一つ書いても良かったのですが、けっこう文章で言い表しづらいのでなんとなくここに書いてみました。

ポプラ社は児童書以外にいまは一般書もけっこう出していて、水木しげるさんの鬼太郎の本もちょっと前に出していたようなので、貸本マンガの研究書の帯に水木サンの紹介文が載っているとか、なにか縁があったのかもしれませんが、ポプラ社のページではよくわからなかったので児童出版ってちょっと不思議と思った次第。児童書扱いでマンガコーナーにないマンガはこれからいろいろ紹介してみたいと思います。

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コメント

ポプラ社、児童書しか知らなかった・・・。(;O;)
今はいろいろ出してるんだあ。
貸本漫画、小さい頃よく借りましたねー。
さすらいの太陽、トイレット博士、ぼくの動物園日記、カムイ伝、あしたのジョー、巨人の星・・・。
近くにレンタル漫画の店できて、少し懐かしい思いしたんだけど、新しい漫画ばかりで・・・。
貸本マンガリターンズ、本屋に探しに行こう!

投稿: ぴーちゃん | 2006年3月22日 (水) 10時22分

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